第1章 ♥オイラは美術教師
「はぁ? だ〜れが褒めるか、このボケナスがぁ!」
へっ?って素っ頓狂な声を上げて、硬直する櫻井くん。
「大体なぁ、誰のお陰でこんなコッぱずかしい格好させられてると思ってんだぁ? 」
いや、あの…と、しどろもどろになる櫻井くんに、更に詰め寄る。
「オラ、ンなとこ突っ立ってねぇで、はよ〜解かんかい、こらぁ!」
「は、は、は、はい、只今…!」
俺の手を拘束したネクタイを、ブルブル震える手で解こうと、俺の正面から背中に腕を回す櫻井くん。
あっ…櫻井くんのピーが俺のピーに当ってる(//∇//)
やん、そんなにツンツンされたら…
「せ、せ、せ、先生、ほ、ほ、ほ、解けました」
漸く解放された手で、おずおずと後ずさろうとする櫻井くんの首に回し、グイッと引き寄せた。
驚いて目をまんまるくさせる櫻井くんの耳元に、
「ね、お絵描きの続き、しよ?」
囁いて、今度は俺から櫻井くんの唇に吸い付いた。
ついさっきまでへこたれてた櫻井くんのピーが、ピーした。
「ねぇ、特別授業、する?」
おしまい