第8章 ♥恋のカウンセリング受けてみない?
誰もが一度は経験するであろう、“恋する”と言う感情。
一口に“恋“と言っても、その種類は人それぞれだ。
では、“恋”と聞いて、パッと頭に浮かぶのは何かな?
私の場合、まず浮かんだのが“初恋”だ。
読んで字の如く、“初めて誰かを好きになる”ことだ。
ただ“初恋”なんてもんは、なかなか成就しにくいもので、大抵は“恋した思い出”で終わってしまう。
が、私は思う。
この経験から人は“本当の恋”を学ぶのではないだろうか、と…。
では、“愛”とはなんだ?
私は“愛”ほど複雑な感情はないと思っている。
例えば“愛”って何だと思いますか?
そう聞かれたら、なんて答えますか?
“無償の愛”?
“かけがえの無いもの”?
“思いやる気持ち”?
きっとどれも間違っちゃいない。
ただ私は“愛”を、何かに例えるなんてことは出来ない。
だってそうじゃないか?
“愛”ほど不可解で、なおかつ面白い物はこの世に存在しないのだから。
“恋”が始まりだとしたら、“愛”は“恋”の先にある不透明な未来なのではないだろうか…
ん?
何を言ってるのかさっぱり意味がわからない?
では、私の患者をサンプルに、ちょっと“恋愛”について考えて見ようじゃないか?