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本気で諭(智)して【気象系BL】

第12章 なんで俺じゃないんだ


『ああね…。 全然気にしてないよ。




親だったらあれくらい仕方ないし当然だよ。

むしろ羨ましく思ったくらいだし』





と翔は笑って言う。




『ありがと な… 』





大野は翔を見つめると手を伸ばして翔の手をとった。





『おお……ちゃん?』




翔がびっくりして大野の顔を見ると、

掴んだ手をグ イっと引き寄せて抱きしめた。






『…あれ。 …』





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