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本気で諭(智)して【気象系BL】

第12章 なんで俺じゃないんだ


あれから一週間。





『ど~も お世話になりましたぁ。




じゃあ、またお見舞い来るからね!』




翔の退院の日。





先生と看護婦さんに深々と頭をさげ、


智に別れをつげ 迎えにきた母親と共に病院を出ていく。






するとそこに働いているカフェの制服姿の雅紀が走っ てきた。





「翔! 退院おめでとう」





そう言うと後ろからサッと小さな薔薇の花束を差し出す。





「ぶっ。 雅紀っ ・・・キザなんですけど。




けど、ありがと。」






と笑いながら花束を受け取った。





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