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本気で諭(智)して【気象系BL】

第10章 生と死の境で


するとそこに神妙な面持ちで松本と二宮が入ってきた。





『潤さん、にのっ、 おおちゃんは? 大野先生は大丈夫なの?』





二人は雅紀と目を見合わせると





『それが… 智は

まだ目を覚ましてないんだ。』





そういいながら松本は床に泣き崩れてしまった。





『先生。 しっかりしてください!



大野先生はきっと…



ううん。 絶対に大丈夫です。





だから 今は祈りましょう。





戻ってきて!って呼んでください。







そう言って二宮は松本の手を握ってブンブンと 揺すった。



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