第7章 離れても共に
『…ということで 今日は以上です。』
朝の挨拶を終えてみんなガタガタと授業の準備を始め る
今日は一時間目から苦手な数学…。
『うわ~、 マジ一時間目から数学とか だり~よな~。 』
翔が 隣の席のコと話していると
『櫻井は数学だからじゃなく全部だるいんだろ~が。 』
と横から先生が話に入ってきた。
『おおちゃん、 失礼なっ。
怠いってくらいいいじゃんか。 あれから毎日休まず授業出てるんだしさ。』
そういうと
『そうだな~、 あのままもしかしたら櫻井
も辞めちゃ うんじゃないかって心配したけ
ど こうして来てくれる ようになってホント
に嬉しいよ。』
『まぁ、なにもかも雅紀のおかげだけどね』
と、ガラガラっとドアが開いて数学の先生が入ってき た。
『んじゃ がんばれよ。』
そういうと先生は数学の先生に会釈して出て行った。