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本気で諭(智)して【気象系BL】
第22章 踏み外した道で
中学生時代の聖はそれから親には内緒でアルバイトを 続けた。
******
『聖、ずいぶん成績上がってるわね。
それに引き換え智ったら…。 どうしちゃったのかしら。』
母親はため息まじりに二人のテストをソファーに座っ て見比べる。 それを見つめて聖は拳を握りしめ、
『…。
母さん。
俺、教師になる事にしたから。』
それだけ告げると、聖は自分の部屋へと戻って行った 。
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