第20章 荒れていた日々
ピピピピ ピピピピ
可愛らしい小鳥の囀りの目覚ましが鳴り、
何時ものようにキチっと目を覚まし、自分の寝ていた布 団を畳むと大きく伸びをする。
横の自分のベッドを見て見ると全く起きる気配すらな い智が幸せそうな寝顔で寝ている。
『さと…… 』
一瞬起こそうとしたが智の髪をみて思いとどまる。
『この髪じゃあ、間違いなく門前払いだろうし…。
ってか坂本さんも俺ら受験生ってわかってて何考えて んだか。』
一人そんなことをブツブツいいながら聖は学校へと向か った。