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本気で諭(智)して【気象系BL】
第18章 ため息の中で
学校の裏の人通りも少ない一方通行の途中の駐車場が いつもの二人の待ち合わせ場所。
さっき大野がかけてくれたカーデガンのボタンをとめる。
しばらくすると翔の前に大野の 車が止まって窓から大野が顔を出した。
『お待たせ。
寒かっただろ。 ごめんな。』
そう言って翔の頭をクシャクシャと撫でた。
『大丈夫だよ これ暖かかったし。』
そう言うと翔はカーデガンの裾をギュっと握った。
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