第1章 アヴェ・マリア
「あっ…あぁぁ…っ…!」
突然襲った強い刺激に、俺は二度目の熱を放った。身体がブルブル震えていた。
「リーダーのいいトコ見つけたみたいだね、雅紀」
松潤の冷めた声が耳に響いた。
「ね、俺もうダメ! 大ちゃん、挿れるよ?」
すっかり脱力した俺の両膝が抱えられ、その間に相葉ちゃんの身体が割って入った。
先端から溢れる蜜を指で掬い、蕾に塗りつけると、硬く熱い塊をそこに宛がった。
「ごめ…ん、優しく出来ない…」
相葉ちゃんは苦しそうに呟くと、塊を一気に俺の中に押し進めた。
「うっ…く…あっ、あっ…ぁぁっ!」
引き裂かれるような痛みが全身に駆け巡った。
何とかそれから逃れようと身を捩るけど、腰を掴む手に引き戻されてしまう。
「いい格好だね、リーダー?」
氷のように冷たい瞳の松潤が俺の耳許で囁き、手首の拘束を解いた。
もう抵抗する気力なんて、これっぽっちも残って無かった。