第12章 誤解
好きな人がそこにいるのに、
近くにいけないなんて...
そんなこと、ある??
楽しく談笑する、翔を含むメンバーから、
少し離れて、ゲームをしていることが、
多くなってしまった。
まあ、元々、そんな感じでもあったけど、
あの頃と今とは、状況が全く違う。
自分で自分のことが、
よく分からなくなった。
俺って、こんなだったか!?
うじうじしてる自分が、
ほんと、やんなる。
でも、なんでか、素直に動けない...
そんな自分を棚に上げ、
変わらない翔にちょっとイライラする。
翔って、周りにすごく
気を使ってくれる人だけど、
こーいうことには、ちょっと、
疎い...っていうか、鈍いとこ、
あるんだよね~...
相葉くんと盛り上がってる今だって、
俺はゲームしたいから、
してるんだろうな...くらいに、
思ってるんだろうな...
もしかしたら、
ゲームの邪魔しちゃいけない...って、
考えてるのかもしれないけど。
そーいうとこあるんだよ...
繊細そうでいて、
実は見当違いの気遣いしてるとこ。
恋愛に関しては、特にそうかも..