第11章 覚悟
翌日は午後からバラエティー番組の収録。
一緒にMCやってる有吉さんに、
有「おっ!翔くん、焼けたね~」
と直ぐに言われた。
「やっぱ、分かります~?まずいかなぁ~
あっ、お土産、買ってきました!!」
有「サンキュー!!...で?誰と行ったの??
“これ”かな?」
そう言って、有吉さんは小指を立てた。
(そうだけど...そーいうわけにも
いかないので...)
「違いますよ~!...二宮とです」
有「ホント、嵐、仲良いねぇ...
いっそのこと、つき合っちゃえば~笑」
その言葉に、内心、
マジでびっくりしたけど、平静を装って、
「そーですね...」と笑った。
(ひきつって、なかったかなぁ~
心臓に悪いよ...有吉さん...)
収録は少し押してしまい、
楽屋に戻ると、ニノから着信があった。
かけ直すと、数回の呼び出し音の後、
ニノ「あぁ、しょ、翔さん?」
(マネージャーと居るんだな~)
俺はわざと「カズ..愛してる...」
そう言った。何しろ俺は今1人だし..笑
ニノ「..はい...」
「愛してる!...カズは??」
ニノ「..あぁ..はい..そうだけど」
(ヤバい...楽しい!)
電話の向こうで困ってるんだろうな~、
と思うと、ますます困らせてやりたくて、
「今夜、泊まる?帰る??どっち~?」
ニノ「えっ!?...いやぁ...
そーしよっかな~..」
「じゃあ..する??」
ニノ「......!!!!」
俺は笑いを堪えて、
そろそろ本題にい行きますか...と、
「..俺、今終わったから、後、30分で
戻れるよ...おいで♡」
ニノ「はい..分かった~...じゃあ、後で」
あっさり切ったけど、怒ってるかな~...
...早く、会いたいなぁ♪