第35章 深夜の訪問者
【 翔side 】
「おっはよ~♪」
「おはよ」
俺の少し後ろを、眠そうな顔でかずが付いてくる。
楽屋に入ると、松潤が来ていた。
「あ、おはよ~」
相変わらず、スタイリッシュだな~(^^;
松潤は、グレーのハットを被り、
薄い色のサングラスをかけていた。
家からここに来るだけだよな~?
そう思って自分たちを見ると、
俺はデニムにTシャツ。
着古して、洗濯してないように見えるかもしれないけど…いや、実際してないけど…
一応さ。
これ、ビンテージだから、洗わないのは俺の拘りな訳。
Tシャツは、相葉くんのお土産…
2年くらい前に貰ったやつ。
まあ、お世辞にも『スタイリッシュ』とは言えないのは、自分でもよく分かっている。
んで。
100歩譲って俺はいいとしよう。
特筆すべきは、俺のパートナーの方…
下は伸びきったスエット。
上は、これまた首元が伸びきったTシャツ。
これでも、パジャマじゃないからね~?
あ…まあ、夕べは、風呂からバスタオル巻いただけで、そのままベッドルームに直行🎵
朝まで何も着ないでで寝てたから、
パジャマから着替えたって訳でもないんだけど。
↑ハイハイッ…(;一_一)
松潤は、パソコンの画面を観ながら、
チラッと俺たちを見て、
直ぐに目を反らせた。
でもその口元は、少し笑っていて…
………なんだよ~?
なんかおかしいか??
俺とかずは、松潤の前のテーブルに並んで座った。
「翔、カフェラテでいい?アイス~?」
「あ、うん…アイスでいい…」
甲斐甲斐しく俺のために動くかずを、俺は愛おしいものを見る目で、眺めていた。
…ほんと、可愛いな〜俺の奥さん…(´-`*)
俺は、ぼんやりと、俺のためのカフェオレを作る、かずの薄い腰に見惚れていた。
あれ、夕べもよく動いてたよなぁ〜(〃^ー^〃)
そんなエロいことを思い出し、思わず鼻の下が伸びたのを、
自分でも気づかないから恐ろしい。