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いつも貴方がいた【気象系BL】

第35章 深夜の訪問者



そんなこと、あなたに言われなくっても、
分かってるって!!

まあね、大野さんなりに俺を励ましてくれたんでしょ?

「うん…ありがとね(^^;」

だから俺も、素直に笑った。


そんなやり取りがあって、帰ってきた俺は、
一人でビールを飲んで、
持って帰ってきた弁当を食って、

そして今に至る…と言う訳。


まあね…(^^;
俺とカズも結婚して3年以上たつし、
すっかり安定しちゃってるからさ。

カズの浮気を心配することも無いんだけど…

それにしても、木村くんの可愛がりようは、
驚くほどで…

きっと、今までは、事務所の中でも、
あんなふうに懐いてくれる後輩って、
ほとんどいなかったのかもしれない。

だから、嬉しいんだろうな、きっと…

俺も、後輩に懐かれて嫌な気はしないし、
面倒見てやりたいっていう気持ちも分かるから、
木村くんとカズのことも、容認していた。


風呂掃除から戻り、携帯を確認しても、
カズからのメッセはない。

まあ、二人で行ってるなら携帯も弄れないよな~?

ベランダで一服しながら空を見上げ、

「カズ…早く帰って来い…」

そう呟いて、俺は彼が帰って来る前に
風呂に入ってしまうことにした。


ゆっくり湯船に浸かり、
この間有吉さんがハワイのお土産にって
買ってきてくれた、
フローラルのボディーソープを使って身体を洗った。

カズ…
『いつもと違うね❤』
なんて、気付いてくれるかな~(*^-^*)


風呂から出て、パンツとスエットだけ履いて
冷蔵庫の前でミネラルウォーターを飲んだ。


その時…

玄関のドアの鍵が開いた。


あ!帰ってきたんだ❤

「カズ~♡おかえ…えーっ!?」



「あれっ??櫻井??」

上目遣いで俺に目配せするカズの横に、
突然の来客が……


「きむら、くん…?」


驚き過ぎて固まった俺…

嘘だろ!?
木村拓哉、連れて来た!?


ど、ど、どうしよう///(>_<)

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