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いつも貴方がいた【気象系BL】

第33章 あ~、夏休み♪


【 翔side 】

翌朝、まだベッドで抱き合ったままの俺たちの元に、マネージャーが慌てふためいてやってきた。


「ちょっと、櫻井さん!二宮さん!
大変です!!起きてくださいってば///」

「...んん..GU~...」

俺はまだ、目が開かない...

「..なんだよ~まだ、時間じゃないでしょ~?」

「寝てる場合じゃないんです!!」


欠相欠いて飛び込んできたマネージャーが言うには、進路を台湾に向けて、沖縄から離れていった台風が、なぜだか急に戻ってくることになったというのだ...

『迷走台風』なんて呼ばれてはいたけど...

で、明日の朝には本土に上陸の恐れあり。
なので、もう、今すぐ引き上げるか、
ギリギリまで撮影してから飛行機乗るか、

今から緊急会議とのこと...


「マジかよ~...俺、さっき寝たのに...」

やっと起き出した俺は、まだ正直頭が回らない(-_-)

「プロデューサーさんは?どうしたいって?」
カズは、もうベッドに起きあがっている。

俺も仕方なく、起きて頭を掻いていると、


「7時から、食事しながらの打ち合わせです!
いいですか??」

「りょ~か~い...」


「......どうでもいいけど、早く何か着てください...じゃあ、後で」


......


この時、初めて俺たちは全裸なことを思い出す。

ベッドの下には、脱ぎ捨てられたバスローブが2枚と、中身のないゴムの小袋が数枚...

......あっ...(-_-メ)


アイツに、がっつり事後の痕跡、目撃された...


......


俺たちは黙ったまま顔を見合わせていたけど、

「「ま、いっか~♪」」

二人同時に笑った。

...どうせ、分かってるだろうしね...


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