第33章 あ~、夏休み♪
この企画の話を聞いた松潤が、
「いいな~...俺も行きたかったな~」
って、わざとらしく独り言を言っていた。
...無視無視(^^ゞ
相葉くんも、
「番組使って旅行ってさ///流石翔ちゃんだよね~
俺じゃ、とても思いつかないよ~!!」
って、本人はそんな気ないみたいだけど、
十分過ぎる嫌味をいただいた(-_-メ)
智くんは...
「絶対、釣りしないでよ!羨ましすぎるからね~」
って、彼らしい釘の差し方で...
↑行くわけないわ///俺とカズで!
こうして、他のメンバーから、言葉の餞別を貰って。
俺たちは沖縄旅行、じゃなかった///
沖縄ロケに出発した。
行きの飛行機は、ビジネスクラスで、カズと隣に座った。
大勢のスタッフはエコノミーで、俺たちのとなりには二人のマネだけ。
多少のイチャつきは見ぬ振りをしてくれるだろう。
俺たちは、二人とも帽子を目深に被って、寄り添った。
「カズ...眠っててもいいよ...着いたら起こしてやるから...」
するとカズは、目を閉じて俺の顔を見ないまま、
「俺よりも、翔の方が疲れてるでしょ?
翔の方こそ、寝ててもいいよ~
イビキかいてたら、そっと突っついてやるし♪」
そう、小声で言った。
全くもう///可愛いんだから( *´艸`)
夕べ、寝る前にこっそり鏡の前で、裸の上半身、
いろんな角度から確認してたの、
俺知ってるからね~♪
俺が見てないと思ってやってたらしいけど、背中向けてPCやってた俺にも、姿見越しに見えてたんだよね~...
笑わないように耐えるのが、
大変だったんだから~(^^;
まあ、そんな風に、嫌だって言ってたカズが、
彼なりに楽しみにしてくれてるのが分かって、
俺は内心嬉しかった。
そんな俺たちを乗せ、雲の上、
JALの白い機体は、一路、まだまだ夏の
沖縄へと向かった。