第31章 その後…
〔二宮side〕
そう。
昼間からずっと...。
みんなといるときから、屈託なく笑う彼の横顔を見ながら、こうされることを、想像してドキドキしていた。
彼のたくましい胸に顔を埋め、太い腕で、
折れるほどに抱き締めてもらいたかった。
自分でも呆れるほどに、
彼が欲しくて、堪らなかった。
彼から仕掛けてくれるのとずっと待ってた。
だから....。
俺の気の済むまで、愛してもらいたい。
........
俺の指が、彼自身に絡まりつき、
上下に緩く扱くと、
櫻「あぁ..んっ..んぅ....」
彼からも、矯声が漏れだす。
もっと、感じて欲しくて、下着の中に手を入れようとした、まさにその時、
翔さんは素早く腰を引いて、俺の手から逃げた。
「なんで!?」
すると彼は、唇の片方だけを上げてニヤリとし、俺の下着の上から、強くソレを掴んで、爪を立てた。
「.....っ!」
もうそれが、痛みなのか、快感なのか、
どうでもよくて、
彼の与えてくれる刺激に、翻弄されたい...
....そう思うだけで、
俺の興奮は、高まっていった。