第31章 その後…
〔櫻井side〕
ニノの身体を、そっとベッドに下ろす。
下から見上げるニノの瞳.....。
俺は、ニノの手に、自分の手を重ね、
じっと、彼を見つめたまま、
「ねえ..。ベッドさぁ、はじっこすぎね?」
ふたりで改めてベッドを見渡すと、
キングサイズよりも大きいベッドの、
ほんの片隅にいる自分たちに。
「なんかさ....」
「「貧乏くせー!」」
揃った声に、俺たちは声をあげて笑った。
折角、盛り上がっていたムードも、
これで台無しかと思ったが、
ニノは、俺の顔を見てニヤッと笑った。
転がって、ベッドの真ん中辺りで止まり、
そこから、両腕を広げて、
二「しょお♪」と俺を呼んだ。
俺も、ニノの真似をして転がっていき、
ニノにぶつかって止まった。
直ぐ近くに、ニノのイタズラっぽい笑顔が待っていて、俺は思わず、広げた腕の中に、すっぽりと入り込んだ。
俺の頭を優しく撫でるニノ...。
俺は、甘えて、ニノの胸に顔を埋めた。
...そこに...、
はだけたバスローブの胸元から、
チラリと覗いているのは。
ニノの可愛い乳首。
俺は、余計な駆け引きなんかしないで、
すぐさまそこに吸い付いた。
二「あんっ...」
不意の刺激に、堪らず仰け反る彼に、
俺のスイッチが入った。