第31章 その後…
〔二宮side〕
俺たちの新しい生活は、
穏やかに、スムーズに始まっていた。
まあ、今までも、
週の半分以上は一緒に居たわけだから、
新しい、というのは、
マンションが変わり、そして、
ふたりとも『ここ』以外に、帰る場所は、
もうないということ。
彼と過ごす毎日は、
ちょっと、他には言えないくらい.....
『甘い』ものだった。
翔さんは、
一緒になってから、
少し...、
いや。
....だいぶ、
変わった。
櫻「カ~ズ~...♪」
ほら、リビングから、俺を呼ぶ彼の甘えた声。
「な~に?」
櫻「来~てよ~!!」
行ってみると、翔さんはソファーに座っていて、
その前には、1個のプリンが.....。
櫻「一緒に、食べよ♪」
「もう1個、あったよね?」
俺が、冷蔵庫に持ちにいこうとすると、
櫻「1個のは多いかなぁ~、半分でいいんだよね~。どーしよっかなぁ....(〃ω〃)」
(どーしよっか..って、みえみえなんですけど..)
「じゃー、半分こ、する?」
櫻「すーる(^3^)/」
......櫻井翔...、
ファンが見たら、泣くよ┐(´д`)┌
俺は、翔さんが望む通りに、
彼の隣に、くっついて座った。