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いつも貴方がいた【気象系BL】

第29章 永遠


〔櫻井side〕

ふたりの甘い声が、部屋の中で絡み合い、
縺れ、繋がる身体と共鳴するように、
溶けていく。

普段はどちらかといえばクールで、
物事を斜めから見ていると、
誤解されそうなニノの、
仮面を脱いだ、
ホントの姿...。

ニノを知ってる誰が、
こんな彼を想像できるだろう....。

......

「俺以外に、絶対...みせ..んな..っ!..」

二「あっ、...あっ、あっ、あぁ..
えっ?...なに?...ああ‼」

「だから、..おれ...だけ..見てろ..って
そう言ったの...んんっ!」

二「見るわけ、なっ...ああ!やめ...」

......

...........

登り詰め、果てるのも、
快楽の海に溺れるように、

俺たちは、求めあった。

確かめるように、
お互いの熱を伝え合う...。

........

この日、何度目かの欲を吐き出し、
風呂場で、シャワーをふたりで浴びた。

ニノの身体を、綺麗にしているときも、
彼は、俺に全てを委ねている。


深夜。

ベッドで身体を寄せあっている、俺たち。

甘い時間が、静かに過ぎる心地よさ...。


疲れているだろう、白い頬に、
そっと手を伸ばす。

二「....翔...」

その手に、自分の手を重ねて、
目を閉じるニノ...。


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