第29章 永遠
〔櫻井side〕
ニノをベッドに寝かせて、部屋の明かりを少し落とす。この方が、ムード出るでしょ♪
「カズは、眠り姫だから、王子様のキスがないと、目が覚めないんだよ!」
二「ハイハイ..」
「眠ってるから、しゃべらない!」
それには答えず、口元だけ笑っているニノ。
無防備に横たわるニノを、じっと見つめて、
ヤバい‼...もう、アイツが期待して、反応を始める。
俺は、シャツの上から、そっとニノの身体に指を這わす。首筋から、滑らせた指で、胸の先をシャツの上から摘まみ上げる。
二「...っ!..」
思わず顔を歪ませるニノに、
「寝・て・る・の!」と声を掛ける。
もちろん、ニノは何も応えない。
シャツの上から、何度も先端に刺激を与え、十分に硬くなったのを確認して、俺は、ゆっくりとシャツのボタンを外していく。
少しずつ露になるニノの肌は、もううっすらと朱みが指している。
(...感じちゃってるんでしょ?)
前を晒すと、すっかり勃ち上がった突起を、指で摘まんだり、指の腹でそっと撫でたりした。
ニノは、声を殺そうと唇をきつく噛んでいる。
......知ってるんだよ。
このゲーム、ニノもしっかり楽しんでて、
期待してるってこと。