第29章 永遠
〔二宮side〕
キャラ変えたつもりでいたけど、
いつの間にか彼のペース。
....まっ、想定内、かな。
....ねぇ、翔...。
俺たちって、いつの間にか、
こんなにも相性良くなってたんだね。
こういうことも、始めは手探り。
『ああ、ここがイイんだ。とか...。
こうすると、喜んでくれる。とか...。』
そうやって、
俺たちはふたりの関係を培ってきた。
何で機嫌が悪いのか分からなくて、
顔色伺って、探りあったことも。
小さな危機から、大きな波まで。
いろんなこと、ふたりで乗り越えてきての、
今...。
もう、彼なしの人生なんて、考えられない。
彼のいない世界には、
自分も存在価値なんかない、から...。
だから。
俺の命よりも、
翔さんの全てが大切に思える。
翔さんの、スベテガ.....
...... ... ....!!!!
「あっ!...しょお..も..イキそうっ...」
櫻「おれも...げん..かいっ..」
激しく突きあげられ、反動で逃げる腰を両手で引き寄せ、ソコ目掛けて限界まで突かれて、
「...んぁっ!..」
風呂場の床に、欲を吐き出した。
彼が俺の中で熱を放ったのは、
その直ぐ後だった。