第27章 夢国
〔二宮side〕
俺たちは、日が沈むまでパークで
たっぷり遊び、メンバーに
お土産をふたりで選び、
いちいちカメラがついて来るので、
何事かと振り返る人々...
でも、やっぱり日本人は少なく、
騒がれるようなことも、
規制をしなきゃいけないような場面もなく、
俺たちは、きっと、
申し訳ないくらいに、のびのびしてた...
大好きな人と、
大好きなディズニーランド....
............
「俺のキャラ、大丈夫?」
我に返ると少し心配になって翔さんに言う。
櫻「....わかんねー。俺だって、
すげ~イチャイチャしてんじゃねーかと....
....楽しみ過ぎてる。」
お互いに不安になってることは同じらしく....
櫻「今更ですけど、今日のロケは、
こんなただ遊んでるだけで、
よかったんでしょうか?」
ディレクターに聞く翔さん...
ディレクターは笑顔で、
「バッチリです!!!思ってた以上に2人の
仲良し感が撮れました♪
ホント、ありがとうございました!!
明日も、こんな感じで、お願いします。」
櫻「....ハイ....」
嬉しそうなディレクターとは違って、
若干引きつった笑顔の翔さん....
ディレクター「この後、最後はホテルの
部屋に入っての画をいただいて、
終了になります。」