第23章 激情
〔二宮side〕
ホントは、今の仕事に
集中しなきゃいけないこと、わかってるよ...
でも、いつも...いつだって、
頭の真ん中に彼がいる。
綺麗な朝焼けを見ると、
『翔と一緒に見たい』と思うし、
美味しい差し入れ貰うと、
『翔に持ってってやりたい』と思う。
いつの間にか、会えないときでさえ、
俺の中心は彼になってしまっていたんだ..と。
そう気づいたことが、嬉しかった。
彼のいない日々は、もう考えられない。
........
櫻「...カズ...好きだよ♡」
「翔...はや..く...もう..」
俺を覗き込む彼から、汗が落ちる。
久しぶりの快感に、もう俺の息は上がり、
その先を求めて、彼に強請る。
「しょお...もう、イレて..」
櫻「....いくよ♡」
時間をかけて解されたそこは、
いとも簡単に彼自身を飲み込んだ。
「...ああぁ////」
櫻「動くよ...」
彼は、俺の両脚を高く上げ、
腰を押さえて、奥を突く。
「やあぁ....イイィ...はぁっ..」
迷わず俺のそこを責める翔さんに、
自然と俺も腰が動き、
お互いの頂点が近いことを感じ取る。
櫻「...んっ///カズ...俺..
今日...ヤバいかも...」
「いいよ♡...もっと...きても..」
翔さんが俺を突くスピードを上げ、
俺は彼の腕に爪を立て、
その瞬間が近いことを知らせる。
........
その直後、俺は腹に.....
翔さんは俺の中に、
思いのすべてを吐き出した。