第22章 友情
俺たちは、このまま
逃げちゃうわけにもいかないので、
気まずい雰囲気のまま、
2人でリビングに戻った。
すると、覗き魔2人は、澄ました顔で、
ワインを呷っていた。
なんか、拍子抜けしたけど...
まっ、いっか...
俺と二ノは、2人には声を掛けずに、
ソファーに座った。
二「翔さん、イチゴ、食べる~?」
ニノも、至って普通に言うので、
「おー//食べる食べる~」
すると、二ノ....
「ハイ♡」と俺の口元に差し出した。
(えー!!!!なになに!?!?!)
二ノに、何か言ってやろうとして、
口を開けようとしたら....
目に飛び込んで来たのは、
上目遣いの潤んだ目....
ホテルでの誕生日のイチゴが、
頭ん中でフラッシュバックして.....
思わず、固まる、俺...
すると、
するとだよ...
彼らのヒソヒソ声が、俺の耳に届いた。
松「カズ...続きは後でね♡」
相「....え~♡もう待てな~い♡♡」
///////(おまえら~!!!)
二「俺、そんなこと言ってないよ///」
(二ノ!!!そこじゃないんだよ///
ポイントが違うでしょ....///)
二ノの大声で、
大野さんもむっくり起きた。
(あなたは、寝てなさい!!!)