第17章 忘却
何度もしてるのに、いつもドキドキする。
緊張とか期待とか、それだけじゃなくて、
もっとその先の違うところで、
俺の欲求を満たしてくれる人...
それが『櫻井翔』なんだと思う。
こんなにも相性がよかったなんて...
そこまでは分からなかった。
『痒いところに手が届く♪』って言葉は、
何か違うけど...
お互いの望むこと、望む場所、
言わなくても、隅々まで
熟知しあってるからこそ、の今なわけで..
胸の真ん中をわざと外して刺激するから、
じれったくて、それだけで硬くなる芯。
「...ああ..んん...やぁ//」
櫻「やなの?いやなら、しないよ~..」
そんな意地悪も、俺をますますそっちに
連れてくって、翔さんは分かってる。
「...はぁ..や..じゃ..ない..もっと//」
櫻「もっと、どうして欲しいの?」
「...もっと..ちゃんと..舐めて..」
暗がりの中でも、ニヤッと笑う顔が
はっきり分かるようだ。
胸の飾りを散々弄ばれて、
当然俺自身は熱く熱を持っていた。
触らなくても分かっている翔さんは、
そのタイミングで俺のスエットと下着を
一気に下げて足から抜き取った。
期待で、俺自身の先からは、
おそらくもう白い液が溢れ出ているはず..
櫻「カズ..感じてる顔...可愛い♡」
「...しょおのエッチ///」
女の子より女みたいだ....
と我ながら呆れるけど。