第17章 忘却
〔二宮side〕
今日は歌番組の日。
生放送が終わって着替えを済ませ、
メンバーそれぞれ帰り支度をしている。
櫻「おっつかれ~!!ニノ、出来た~?」
「はーい!!ほいじゃ...お先~」
松「お疲れ!!じゃ..ニノ明日」
(明日2人で取材がある)
相「お疲れ様!!翔ちゃん、
明日3時だよね~?」
(こっちも3人で取材)
大「3時だっけ?じゃあ、
ゆっくり出来るね~」
櫻「相葉くん、大野さん、明日ね~」
この頃は、一緒の仕事終わりは、
俺は翔さんと帰るのが当たり前になっていた。
マネージャーさんも1人で2人送れるので、
交代にしているらしい。
俺たちは帰り道、コンビニで買い出しして、
翔さんのマンションに帰った。
エレベーターの中で、
ワザと翔さんの指に触れてみる。
横目で俺をチラッと見てから、
階数を示すランプに目を移して、
意味ありげに笑う翔さん....
もー!!ヤバい..早く2人になりたい///
玄関を入り、靴を脱ぐのももどかしく、
翔さんの背中に飛びつく。
(なんか、俺...超可愛いじゃん!!)
櫻「焦りすぎ...」
そう言って俺の手を口元に持って行き、
唇を寄せる翔さん...
「えー!!俺だけ??」
櫻「いや...そーでもないけど...」
翔さんはそう言って振り向きざまに、
俺の唇を奪う。
....甘い夜に、期待が高まる!!!つーの///