第3章 一歩
さて。
真剣なニノの告白を聞いて
俺はどうする!?
俺は考えなんか
まるでまとまらないまま、
自分自身がどうしたいのか
答えにたどりつけないまま
話し始めた。
ニノの目を
真っ直ぐ見つめたまま...
「ありがとう...正直に
ニノの気持ち、うれしいよ...
ニノのことは...
...好きだと思う。
ただ、その『俺の好き』と
『ニノの好き』が同じかどうか...」
ニノ「うん...」
「でも...違うとも言えない..
ホントに、分からないんだ!!
...今ここで、
ニノを突き放してしまったら、
後悔するんじゃないか?
って
そう思ってる自分もいて...」
ニノ「翔さん!!」
「俺、今から自分自身のホントの
気持ちが分かるまで...
ニノ!!」
ニノ「ハイ!!」
「俺と付き合って!!
まずは、一歩前へ...
2人で前に進もう!!
...って、こんなんじゃ
ダメかな?」
ニノ「翔さん!!」
言い終わる前にニノが
抱きついてきた。
ニノ「ありがとう///うれしいよ~//」
「...うん...」