• テキストサイズ

いつも貴方がいた【気象系BL】

第15章 秘密



半ば事故とはいえ、
抱き合う形の俺からは、
大野さんの顔は見えず...

彼が今、どんな顔して言っているのか、
全く分からない。

手をほどこうにも、
強くしがみついているので、
俺はどうすることも出来ず、
彼にかける言葉も見つからないまま、
何とか冷静になろうとしていた。

大「..なんでニノ..なんだよ...」

大野さんの吐き出すように
言ったその言葉が、胸に刺さる。

「..智くん...」


大野さんはゆっくり俺から離れ、
濡れた目で、俺を見た。


大「....もうずっと、
翔ちゃんだけを見てたよ。
....いつも俺のこと気にかけて、
フォローしてくれる翔ちゃんのと、
気が付いたら好きになってた...」

「..そんなこと...一言も..」

大「言えるわけ無いでしょ!!
男の俺が、男の翔ちゃんを
...好きだなんて...」

「........」

大「近くに居られれば、
それでいいって...そう思ってたんだ...」
/ 597ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp