第13章 幸福
〔櫻井side〕
こんな感じで、
俺たちの二泊三日の軽井沢旅行は終わった。
ニノが隣にいることが、当たり前になり、
その空気感が心地よく、
2人の時間が一緒に流れていることを、
本当に幸せだと感じていた。
仕事が忙しくて、正直きついときも、
ニノが見せてくれる笑顔で、
心も体も癒された。
恋人同士になる前から、
嵐の中でも俺たちはいいコンビだった。
子どもだった頃は、
平気で手を繋いだりしていたけど、
流石に人前ではしなくなり...
唇を....身体を、重ねる度に、
強くなっていく2人を繋ぐ糸。
この先も、ずっとニノといたいし、
実際、いる...んだと思う。
軽井沢からの帰り道、
疲れて眠るニノの口角が少しあがる。
楽しい夢でも見ているのかな?
俺の夢だといいな...♡
(ニノ....
ずっと、
一緒にいようね♡)