第64章 嵐の夜に
この人に恋してから毎晩の様に夢見てた。
何度、自分を慰めるおかずにしたかしれやしない。
何度も…目の前の相手を翔くんだと思いながら抱いた事か。
でも、もう夢じゃない。
目の前に翔くんが居る。
翔くんが俺を受け入れてくれた。
翔くんを…抱いてる。セックスしてる。
俺は無我夢中で腰を振った。
翔「あ、あぁっっ、駄目っっ…」
「翔くんっっ…翔くんっっ…」
潤への当てつけでもいいと思ってた。
けれど…やっぱり。
返したくない。
この人を…俺の物にしたい。
そう思ってしまう。
「っあ…翔くんっっ…も…イきそうっっ…」
射精感が強まり、もっと激しく腰を突く。
翔「あっっ、やっっ、斗真っっ…」
奥を強く突きながら身体を抱き締めた。
翔「ひぅんっっ、あ、あっっ、やっっ、奥っっ…あぁっっ…だ、めっっ…」
ガクガクと俺に揺さぶられ、力が入らない翔くんはただひたすら声を上げた。
「くっっ、あ、イくっっ…!」
ギリギリで塊を引き抜き、お腹に白濁を吐き出した。
翔「あ、あっっ…!!」
翔くんも足を震わせながら同じ場所に欲を吐き出す。
翔「あ、あ…はぁっ…」
「ふぅ…」
ぐったりとする翔くんを俺はずっと強く抱き締めた。