• テキストサイズ

君と僕の見ている風景【気象系BL小説】

第61章 Confession


気が付くともうお昼をとっくに回っていて。
後もう数時間で家を出ないといけない時間だった。


翔に覆い被さった様にして眠っていて。
慌てて身体を起こしても翔は全く目を覚まさなかった。


「やべ…」


ゆっくりと腰を引くと…くたびれた俺のモノがゆっくりと出てくる。
それと一緒に俺の出した白濁が一筋伝っていった。


幸せだった。
またこうしてこんなにも熱く情熱的に翔と愛し合える。
恋が始まったあの日から…俺達は変わらない。
結婚して…家庭を持ってもこんなにも妻になったこの人が愛しい。
ずっとずっと…俺達は恋してる。


なのにどうして俺は…。


幸せを感じる度に…それ以上の罪悪感に押し潰されそうになる。
苦しい。
苦しくてたまらない。


自分が憎くてたまらない。
いつまでも偽善者の仮面を着けてる俺が憎い。


「翔…許して…」


そっと翔の頬を撫でながら呟いているとベッド脇のサイドボードに置いてあったスマホが鳴った。


翔「ん…」


翔が寝返りを打ったけど起きる気配はまだ無くて。
俺は急いでスマホを取った。


画面を見た時ほんの一瞬、躊躇した。
けれど出ないと翔が起きてしまう。


俺は素早くタップしながらベッドを降りた。


「………もしもし」


真央『潤くん?』


「………」


真央『今日逢いたいの』


「………分かった。何時なら会える?」


嬉しそうな真央の返事を聞きながら俺は寝室を出て行った。
/ 1278ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp