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君と僕の見ている風景【気象系BL小説】

第58章 cleavage


ー潤sideー


翔の緊急入院から約3週間。
体調が安定した翔は漸く退院の日を迎えた。


『ママを迎えに行く』


そう太陽が言うもんだから…下校の時間に合わせ迎えに行った。


太陽「きょーはママといっしょにねんねするんだ!」


車の中で太陽ははしゃいでいた。


太陽「ママとこてとねんねすんの!」


「太陽…パパは?」


太陽「パパはまいにちおみまいきてたからズルいからだめ!」


「ズルいって…」


面白くて笑ってしまった。


太陽の頭を撫でながら外を見ると病院の敷地内に入って行く。


潤マネ「あ…」


「どうした?」


潤マネ「記者らしき人が何人か…」


「………マジかよ」


急いでカーテンを閉める。


太陽「パパ?」


「ん?大丈夫。今日は別の入口から行こうな」


マネージャーが連絡を取りながらまた別の入口に入る。


潤マネ「松本さん。入口ギリギリに着けますから直ぐに降りて下さい。追って来てるみたいです」


「分かった。ありがとう」


鞄を背負い、太陽を抱っこする。


太陽「やーだー。あるけるもん!」


「いい子だからジッとしてな」


太陽「むぅ…」


入口に車が止まる。
俺はそのまま直ぐに太陽を抱えて降り、中に入って行った。
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