第54章 決意を胸に
智也「ママー!」
かずが手を広げると真っ先に走って来た智也がかずに抱き着いた。
和「ただいまー。いい子にしてた?」
智也「うん!」
翔「皆いい子だったよ」
和「でも大変だったでしょ?」
翔「うんまぁね。でも…楽しかった」
和香を抱いた翔くんとかずが笑顔で話していた。
智香「パパ」
「智香」
そっと髪を撫でると嬉しそうに笑った。
潤「楽しかった?」
太陽くんの手を引いた松潤がおいらの前に立った。
「うん。ありがとな。大変だったよな?」
潤「いや、智香ちゃんが居たから助かったよ。本当にしっかりしてるなあの子」
「だろ?自慢の娘だ」
太陽「さとパパさとパパー」
「お?どうした?」
太陽くんが笑顔でおいらに抱き着いてくる。
太陽「ともちゃんずーっとぼくのおててつないでくれたのー」
「………そうか。でも智香はおいらのだからな?」
潤「おいりーだー。子供に…」
「予防線は張っておかねぇとな」
潤「ったく…もう」
松潤が呆れた様に笑う。
和「それじゃ…ありがと。本当に助かった」
翔「またいつでも頼んでね」
智也「たいよーくんバイバイ!」
「うん…バイバイ」
潤「また明日」
手を振りながらおいら達はその日は別れたのだった。