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君と僕の見ている風景【気象系BL小説】

第52章 6年目のハッピーウエディング


ー翔sideー


にのと智くんの結婚式は大成功を収めた。


潤「俺達もまた結婚式したいな」


最後にそう潤が言った。


「また?」


潤「花嫁姿の翔…見たくなった」


「ふふっ、目的はそれだけじゃないでしょ?」


潤「バレた?」


「もう、えっち」










結婚式の後、2人は小旅行へと出掛ける事になった。
新婚ではない新婚旅行。


和「とも。お姉ちゃんと翔ママ潤パパの言う事よく聞いていい子にしててね?」


和「あい!」


和「智香ちゃん。智也と和香よろしくね?」


智香「はい」


和「じゃあ…迷惑掛けるけど宜しくお願いします」


翔「大丈夫。楽しんで来て」


和「ありがとう」


潤「りーだー。盛ってばっかいるなよ」


智「あんだそれ」


雅紀「ひゃっひゃっ!ありえるー!」


綾香「行ってらっしゃい」


和「じゃあ行って来ます!」


智「じゃあなー♪」


タクシーに乗り込み、2人は去って行った。


「よし」


振り返ると俺と潤の間に並ぶ子供達3人。
そして…俺の腕の中で眠る和香ちゃん。
合計4人の子供達。


『子供3人は毎日が戦争だよ』


にのが嬉しそうに言っていた。
それが…俺は楽しみで仕方ない。


潤「ちょっと買い物にでも行く?」


「うん、行こう。じゃあ行こう」


子供達を連れて歩き出す。
期間限定の大家族が始まった。





この出来事が…後の俺達の夫婦関係に…大きな変化をもたらす事になるとは…この時はまだ誰も知らなかった。
まだ…誰も…。
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