第46章 母と呼ばれた日
ー潤sideー
翔「わぁ…にのによく似てるね」
和「本当ですか?」
綾香「似てる似てる。将来美人さんになるわよきっと」
翔「和香ちゃーん。翔ママと綾香ママだよー」
綾香「ふふっ、まだママじゃないわよ」
翔「じゃあ綾香ねぇねかな」
にのの抱いてる和香ちゃんを2人が楽しそうに眺める。
「女の子持つと将来心配だなりーだー」
「ん?」
そんな奥さん達を眺めながら俺達旦那トリオはソファーでコーヒーを飲んでる。
「可愛い娘が出来るとさ…十数年後には彼氏とか出んだぜ?智香ちゃんに至っちゃ数年後には来るよ」
智「………」
雅紀「『ちぃーっす。智香の彼氏っす』みたいなの来たらどうする?」
智「ぶっ飛ばす。問答無用でぶっ飛ばす」
「ははっ」
智「かず!智香と和香は絶対嫁にはやんねーかんな!絶対阻止するぞ!」
和「はぁ?今から何言ってんの」
病室が俺達の笑いに包まれる。
智「智香とかずもさ…何か急に上手くいったみたいだ」
「そっか…良かったじゃん」
雅紀「一安心だね」
智「ああ。でもこれからが始まりだと思ってる。おいらのした事は…やっぱり簡単に許される事じゃないから。いつかおいらが死んだ時…胸張って亜香里に報告出来る様にさ…智香を立派に育てるつもりだ。それに…一緒に背負ってくれたかずをもっともっと…一生掛けて愛していくよ」
「りーだー…」
雅紀「な、何かキャラじゃないよ?どうしたのその松潤ぽい台詞」
智「うっせ」
「俺でもそんな台詞言わないよ。でもそれが…りーだーの決意なんだな」
智「うん」
「いつでも協力するから。皆で頑張ろう」
雅紀「俺も」
智「ありがとな」
新しい家族が増えて…また深まったりーだーとにのの絆。
俺と翔も負けない様に。
そして嵐の絆も…もっと…。
そんな事を思いながら…俺達は幸せな時間を味わっていた。