第7章 想いの交差
俺の塊はいきり立ち、腹部に付く程の勢いだった。
翔の蕾に塊を押し付け、深呼吸をする。
翔「そ…言えば…」
ぐったりしたまま掠れた声で翔が呟く。
「ん?どうした?」
翔「………初めて…だね…生でするの…」
「あ…そっか…」
もうゴムなんて着ける必要は無いんだ。
そう思うと…また幸せな気分になる。
生で出来る幸せじゃ無くて(まぁ若干は…)そういう事気にせずに翔を抱ける幸せ…。
「じゃあ…いくよ…」
ゆっくりと腰を進める。
翔「あ、あっっ…」
「う、あっっ…これ…」
ヤバい…気持ち良い。
俺の塊に…直接翔の内壁が当たる。
ゴム着けてる時とは比べ物にならない位…気持ち良い。
一気に快感が上り詰めた。
「あ、嘘ヤバい…あっっ…!」
そのまま俺は…まだ根元まで挿れて無い状態で果ててしまった。
翔「あ、え?嘘…」
翔から先程までの恍惚の表情が消え去り、驚いた顔で俺を見上げていた。
「ご、ごめん…!マジか…」
慌てて塊を引き抜く。
寝室に沈黙が走った。
翔「………ぷっ!あはははははははは!!」
翔がお腹を抑え、笑い出した。
「し、翔…!」
翔「あっはっは!潤てばっっ…童貞かよ!」
ケラケラと翔が笑い続けた。
「そ、そんなに笑うなよ!」
翔「ご、ごめん…でも…ぷはっ…」
余程ツボったのか、翔の笑いは止まらない。
「もう…いいよ翔の馬鹿」
俺は翔から離れ、ベッドに腰掛けた。
「はぁ…」
松本潤、一生の不覚。
翔「潤…怒ってる?」
後ろから翔が声を掛ける。
振り返ると、笑いが収まったのか少し申し訳なさそうな顔で俺を見ていた。
「………怒ってはない…けど…ちょっと傷付いた」
翔「ごめんね」
翔が背中に抱き着いて来る。
翔「焦ってる潤が可愛かったからつい…」
「可愛かねぇよ…」
翔「萎えちゃった?」
翔が俺の肩から顔を覗かせ、俺の塊に視線を落とす。
「萎えたっつーか…イっちゃったから…」
完全に下向きの俺の息子を俺はペチペチと叩いた。
翔「………口でしてあげる…」
「え?あ、ちょっ…」
翔が手を伸ばし、俺の塊を握ってきた。