第37章 最愛のパートナー
ー翔sideー
最近眠れない。
潤が酔って帰って来たあの日からあまり眠れない。
仕事も…こんなに疲れるっけ?
何か…しんどい…。
原因は分かってる。
俺の1番の活力源が居ない事。
毎日抱き締めて眠ってくれる腕が無い事。
太陽「すぅ…すぅ…」
俺の腕の中でスヤスヤと眠る…愛する人にそっくりな息子。
太陽も…パパに会えなくて寂しいよな。
ううん…1番寂しいのは俺…。
潤に謝る隙与えずに家出しちゃって…。
馬鹿だな…。
にのまで巻き込んじゃって…智くんにも悪い事した。
相葉くんの言う通り…ちゃんと話そうかな。
確か…明日は舞台稽古とボクシングのトレーニングだったよね…。
虎鉄「にゃー」
枕元で寝ていた虎鉄がいつの間にか起きてこちらを見ていた。
「虎鉄…。お前も家に帰りたい?」
虎鉄「にゃあ」
顔を擦り寄せて来る。
「そうだね。今度ちゃんと話して来るね」
虎鉄「にゃっ」
明日も仕事だからしっかり寝ないと。
太陽と一緒に虎鉄も抱き締めながら俺は目を閉じた。