第36章 翔の家出
ー雅紀sideー
翔「………」
和「………」
松潤とりーだーが帰った後、2人は俯いてソファーに座っていた。
「全く…」
少し間を開けて並んで座る2人の間にドカッと腰を降ろした。
和「相葉さん何」
「2人共…いい加減に素直になりなよ」
和「な、何が…」
「そんなに顔真っ赤にしちゃって…」
翔「え」
翔ちゃんが慌てて両手で頬を覆う。
和「なってないし。俺はまだ許してませんから」
「じゃあ何でずーっと唇触ってんの」
和「うっ…」
にのが余計に真っ赤になった。
「りーだーの唇を感触味わってたくせに」
和「う、うるさいあいばか!」
「いてっ!」
にのに思いきり足を踏まれた。
「もう…。とにかく、早いとこ仲直りしないとこじれちゃうよ?」
翔「分かってるけど…」
和「俺はまだやだもん」
「にの…」
和「帰ろう翔さん。ほら帰るよあいばか」
翔「う、うん…」
腕を引くにのに一瞬戸惑いながらも翔ちゃんはにのに着いて行った。
何か…きっかけがあれば仲直り出来るんだけどな…。
「待ってよ2人共」
俺は2組の仲直りの方法を考えながら…後に着いて楽屋を出て行った。