第35章 Big Fight part2
潤「ごめんて。怒るなよ~愛してるから…」
「ちょっ…や…!」
潤がいきなり俺の唇に吸い付いてくる。
口内に広がるお酒の香り。
「いっ…やだ!!触るな馬鹿っっ!!」
思いきり俺は潤の胸を押した。
潤「いって…何だよ…」
「いい加減にしろよ!!」
潤「何がだよ」
「太陽が寂しがってる時にこんな…!仕事なら仕方ないって何度も自分に言い聞かせて…太陽にも言い聞かせてきたのに…お酒!?しかもそんなになるまで飲んで…。せめて我が子が病気の時位断って帰って来いよ!!」
潤「そんなに怒る事ないだろ…。仕事の付き合いだって翔も分かるだろ…?」
「俺が言ってるのは子供が…」
潤「そんなに太陽太陽って…。俺は大事じゃないのかよ」
「はぁ?」
潤「いつも太陽太陽って…。俺の事も構ってくれよ…!」
「何訳分かんない事言ってんだよ!!」
言ってる事めちゃくちゃ…。
「もういいよ。酔っぱらいまともに相手する俺が間違ってた」
もう寝よう。
立ち去ろうとする俺の腕を潤が引いた。
潤「ねぇしよ?」
「は?」
潤「仲直り…。翔もしたかったんだろ?」
「ちょっ…!!」
いきなり床に押し倒され、潤が馬乗りになってくる。
潤「素直に言えば言いのに…翔は可愛いなぁ…」
「や…止めろ馬鹿っっ!!」
ジタバタ暴れる俺を組み敷きながら潤が首筋に舌を這わせる。
潤「何だかんだ言って…結局セックスすれば翔は許してくれるんだから…ね?」
「………」
ブチッと…俺の中で何かが切れる音がした。
思いきり潤の股間を蹴り上げる。
潤「だぁぁっっ!!」
「最低…。もういい。絶対許さない」
俺は股間を押さえてうずくまる潤を置いて寝室に入り、鍵を掛けた。