第34章 魅惑の薬
俺の居ない所で…翔は俺達の息子に俺への愛を叫んでいた。
翔「きっとね…太陽のパパとママは…世界中で1番熱烈に愛し合ってるカップルなんだって思うんだ。だって…毎日好きになってくんだもん。初めて逢った時よりも…今の方が好きなんだよ」
「………」
翔「かずママとさとじぃより…雅紀にぃにとあやねぇねより…パパとママ達の方が愛し合ってるって自信あるんだよ。だって…本当に今まで色んな事があった。辛い事も…楽しい事も沢山。いっぱい乗り越えてきたんだよ。だからもう何が起こっても…パパとママはラブラブなんだよ。おじいちゃんになってもね」
翔が言い終わると同時に俺は翔を仰向けにして馬乗りになった。
翔「うわっ!潤居たの!?なん、ん…んんっっ…」
そのまま唇を押し付け翔を抱き締める。
翔「ふぅっ…ん…はぁっ…」
翔がきゅっと俺のシャツを掴む。
たっぷりと唇を堪能した後、唇を離した。
翔「はぁっ…じゅ、ん…聞いてたの…?」
「聞いてた。翔の俺への愛…再確認したよ」
翔「もうやだ…!」
真っ赤になった翔が俺の胸に顔を隠す。
翔「居ないと思ったから口に出したのに…!」
「お陰で素敵な愛の言葉聞けたよ。でも言っとくけど…俺はその100…いや、1000倍愛してるからな?」
翔「潤…」
ゆっくりと翔が顔を上げる。
「愛してるよ」
翔「………愛してる…」
ちゅっと優しいキスをして翔を抱き締めた。
「………ご飯…食べよっか」
翔「うん…でももう少しこのまま…」
「このままだと俺の下半身がヤバい…」
翔「はぁ!?」
「ふふっ。だから行こう?」
翔「もう…本当…世界一の絶倫…」
翔はそう言いながらも微笑んで、隣でまだ眠る太陽を起こした。