第33章 太陽の兄弟
ー潤sideー
「太陽寝た?」
翔「うん。虎鉄も一緒にね」
「お」
寝室に入ると翔がベッドの上を目配せする。
ベッドの上で抱き合って眠る太陽と虎鉄。
まるで本当の兄弟みたいだった。
凄く…微笑ましい光景。
「かーわいいな」
翔「本当。仲良く出来て良かった」
ベッドに腰掛け寝顔を見つめる翔の横顔に見とれる。
「俺にはこっちの方が可愛いけど」
手を伸ばし翔の頬に手を添える。
翔「潤…」
「おいで…」
翔「あっっ、あんっっ…」
翔を抱き締めながら腰を突き上げると翔の可愛い声が上がる。
翔「潤っっ…あぁっっ…」
「翔っっ…」
汗ばんだ翔の身体が光る。
相変わらずえろい…。
「あー…翔もうやば…」
翔「俺も…あ、あっっ…潤…あ…え?」
「はぁっ…何…?」
翔「あっっ、こ、虎鉄っっ…」
「へ…」
虎鉄「ニャァ」
見ると…いつの間にか起きた虎鉄がジッと俺達を見つめている。
「こ、虎鉄っっ…見んなよっっ…」
翔「や、やだっっ…あっっ…潤ストップ…」
「む、無理だろっっ…」
これ…何か視姦…?
虎鉄「ニャッ!」
「おわっ!」
虎鉄がいきなり俺の背中に飛び乗りお尻の上に移動する。
「こ、虎鉄降りろっっ…」
目を輝かせた虎鉄が見ていたのは…え…マジ?
その瞬間、爪を立てた虎鉄の手が飛んだ。
「あーーーーっっ!!」
寝室に俺の悲鳴がこだました。