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君と僕の見ている風景【気象系BL小説】

第28章 Big Fight


和「俺はいいと思いますけどね。翔さん綺麗な身体してるもん。変な意味じゃなくて」


「ありがと」


智「まぁ松潤の気持ちも分かるけどな。我が嫁の裸雑誌の表紙にするなんて」


「智くんは?嫌?もしにのにヌードグラビアのオファー来たら…」


智「断らせる。かずがやりたいっつっても駄目。編集部の人とおいら話してでもやらせない。かずの裸見ていいのはおいらだけ」


雅紀「怖い怖い怖い。りーだー怖いよ」


智「ぜってーやだ」


和「(ちょっと嬉しいなんて…思ったりして…)」


雅紀「まぁ…松潤もその内分かってくれるんじゃない?多分決まってから聞かされたから怒ってるんだよ」


「………そうかな…」


和「きっとそうですよ」





その日の収録中は…潤はほとんど俺と目も合わせず、カメラが回っている時以外…全然口も聞いてくれなかった。


スタッフ「お疲れ様でしたー」


嵐「お疲れ様でした」


全ての収録が終わると…潤はスタスタと楽屋に戻ってしまう。


「潤…ちょっと潤!待ってよ!」


潤「………」


無視…されてる。
何だよ…子供かよ。


雅紀「松潤。ちょっと翔ちゃんの話聞いてあげなよ」


相葉くんが間に入りフォローする。


潤「何の話を聞くんだよ。人前に裸さらす仕事の何を聞くんだよ。決まったんだろ。だったらやれば」


「(………カッ、チーン)」


和「潤くん…そんな言い方しなくても…」


「にのもういいよ。後は家帰って話すから」


潤「今日旬と飲むから。多分帰らないから先寝てれば」


「………」


ブチッ、と俺の中で…何かが切れた。


「………ふざけんなよ。ふざけんなよ!!俺が話し合おうとしてんのに何なんだよその態度!!いい加減にしろよ馬鹿!!」


潤「あぁそうだよどうせ馬鹿だよ。嫌なものは嫌なんだから仕方ないだろ!?愛する人の裸誰にも見られたくないってのは馬鹿な奴の考えなんだよな!?愛し過ぎて愛し過ぎて心配し過ぎるのは間違った考えなんだろ!?ヌードなんてさらして…また…また変な輩が…頭のおかしい輩が愛する人に何かしやしないかって心配でたまらないって…そう思うのは俺が馬鹿だからだろ!!」


「………潤…」


そう怒鳴る潤の顔は…怒ってるというよりも…悲しい顔だった。
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