第25章 それってスワッピング?
ー智sideー
「かずー」
翔(和)「んー…?」
読んでもかずは隣でゲームに夢中になってる。
「暇なんだけど…」
翔(和)「俺今忙しい」
「………」
ピコピコと部屋に電子音だけが鳴る。
「かず」
翔(和)「何」
「構え」
翔(和)「おっ、と…よっしゃ」
ピコピコ…
「はぁ…」
トイレいこ… 。
おいらは立ち上がり、トイレに向かった。
「そういや松潤と翔くん…戻ってくんのおせぇな…ん…?」
2人の寝室とドアが少し開いてる。
そこから微かに声が漏れていた。
「マジ…?」
好奇心を掻き立てられ、静かに隙間から覗いた。
潤「はぁっ…」
和(翔)「んちゅっ…はふ…」
「うわ…」
マジかよ…かずが…松潤にフェラしてる…。
いや、中身は翔くんなんだけど…。
「………」
トイレに行くのを忘れ、その光景に見入ってしまう。
翔(和)「さとし何してんの?」
「し、しーっ!」
翔(和)「え?」
いつの間にか隣にやって来たかずに驚き、人指し指を唇に当てた。
「松潤と翔くんがさ…」
翔(和)「何?え…!」
2人の光景を目にしたかずも思わず手で口を覆う。
翔(和)「俺の身体で…翔さんてば…」
「………」
翔(和)「さとし戻ろ。悪趣味だって覗きなんて」
「いや…開いてたんだって」
翔(和)「それでも。行くよ?」
気付かれない様にそっと、かずはおいらの腕を掴み引っ張った。
「かず」
翔(和)「何…ちょっ!」
おいらはかずの腕を引っ張り、ゲストルームへと入った。
翔(和)「ちょっとさとし!何してんの!」
「おいら達もしようぜ?」
翔(和)「はぁ!?馬鹿言ってんじゃないよ!これは翔さんの身体だよ!俺んじゃないから!」
「でも…中身はかずだろ?おいらの愛してる…かず…」
翔(和)「っっ…」
おいらがその気になった時に囁く甘い言葉にかずは弱い。
直ぐに顔が赤らんでしまう。
「それに…向こうは許可無しにしてんだぜ?なのにおいら達は許可取らないといけない?」
翔(和)「それ…は…」
眉を下げるかずをおいらはベッドに座らせ、押し倒した。