第25章 それってスワッピング?
ー潤sideー
和(翔)「そう。だからこの民主党の鳩山内閣が
…」
翔(和)「………」
智「ほら、さとパパ。言ってみ」
太陽「しゃとじぃ!じぃ!」
智「ちげーって。さとパパ!」
太陽「じぃ!」
智「今度はじぃだけかよ」
午前10時。
リビングで翔とにのは勉強中。
熱弁している翔とは対象的に…にのはぼんやりと聞いてる。
向かいでりーだーと太陽が遊んでる。
俺はカウンターからボーッとそれを眺めてる。
その内太陽がウトウトし始め、翔が寝かし付けに寝室に連れて行った。
俺はそのままフラッと…後を追った。
和(翔)「潤」
「太陽寝た?」
和(翔)「うん。どうしたの?」
「いや…あのさ…」
和(翔)「ん?」
「いやその…入れ替わってからさ…してないじゃん?」
和(翔)「あー…うん…」
薄々感付いていたのか、翔は頷きながらベッドに腰掛ける。
和(翔)「欲求不満?」
「………です」
正直に頷きながら翔の隣に腰掛ける。
和(翔)「でもさぁ…中身は俺でも…身体はにのだからさ…えっちは…まずいよね。だって向こうが勝手にヤっちゃったら…嫌でしょ?身体は俺なんだから」
「………うん…」
智『抱いたらどんな感じになるのか興奮する』
今朝のりーだーの言葉が思い浮かんだけど…飲み込んだ。
和(翔)「………キス…ならいいのかな…」
「え…」
和(翔)「えっちは我慢出来るけど…キス出来ないのは嫌だよ…」
「しょ…」
言葉を遮る様に…翔に唇を塞がれる。
「ん…」
うっすら目を開けると…そこに居るのはにので。
いつもの唇の感触も違う…薄めのにのの唇。
和(翔)「ん…ふ…」
久し振りの翔とのスキンシップに少しずつ興奮した俺は…翔の腰を引き寄せ舌を差し込んだ。
和(翔)「ふぁ…」
寝室に響くにのの声。口内に広がるにのの味。
やべぇ…何か…浮気してる気分だ。
そう思いながら俺は…いつの間にか翔をベッドに押し倒していた。