第23章 CHANGE!!
ー潤sideー
智「だーかーらーおいらはさとパパだっての。言ってみ?」
太陽「しゃとじぃ!」
智「だからじぃじゃねぇってば!さとパパ!」
太陽「しゃとじぃ!」
「ははっ」
智「何でだよーかずは普通にかずママって言んのによぉー」
「もう出てんじゃね?お爺ちゃんオーラ」
智「出てねぇっての。お前ら仕込んでんだろ。さとじぃって言う様に」
「しねぇよ」
太陽「きゃっきゃっ♪」
智「いてて。分かったから髪引っ張んなって…」
りーだーと太陽がじゃれつく様子を俺はコーヒーを飲みながら見ていた。
「相葉くん達そろそろ着いたかな…」
智「そうだなぁ。そろそろか。良いなぁカリブの海。最近釣ってねぇなぁ…」
「そうなの?」
智「今描いてるやつが追い込みなんだよね。だからオフは結構籠ってるかな…」
「へぇーそうなんだ」
智「でもなかなか進まねぇんだよな…1ヶ所色決まんなくて」
「大変だな。でもあまり籠るとにの怒んじゃね?」
智「そうなんだよ。こないだ怒られてさ。いきなり家飛び出したと思ったら大量のゲーム買って来て永遠やってたからな『暫く家庭内別居だから』とか言ってさ」
「にのらしいな。もっと構ってやれよ」
智「構ってるつもりなんだけどなぁ。あいつだって『今いいとこ』とか言ってゲームに夢中になってるし。そのくせ『さとしは淡白過ぎ』とか怒るしさぁ…」
「淡白なのりーだー」
智「んなこたねぇよ。ちゃんとしてっぞ?」
「因みに週何回?」
智「んー…2回かなぁ。多くて3回?」
「………」
智「は?」
りーだーがきょとんと俺を見つめる。
「………お宅は?」
俺は黙って片手を開いてみせる。
智「………マジで?」
「つーかさ、むしろ足りんの?週2・3回で」
智「足りるわ!おいらをどっかの絶倫大王と一緒にすんな!」
「大王って何だよ」
智「あーでも…うーん…」
りーだーが腕組みをしながら唸りだした。