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君と僕の見ている風景【気象系BL小説】

第22章 friendship


「………潤と…するって事…?」


和「ええ」


「え…でも…」


和「怖いのは…分かります。でも…私が思うに…潤くんに抱かれて…本当の意味で傷が癒されるんじゃないかなって…そう思うんですよね」


「………」


和「思い出したらごめんなさい。でも…あんな最低なストーカー男と…潤くんと…翔さんを抱き締める腕は違いますよ。今まで何度も抱かれて…それは分かるでしょ?なら…大丈夫ですよ。怖くないです。もし駄目だったとしても…潤くんは抱き締めてくれる筈です。だって…あんなに翔さんに優しい旦那さん居ないですよ」


「うん…」


和「きっと変わらずに愛し合えますよ。大丈夫。潤くんも待ってますから」


「………うん。ありがと」


和「いーえ」


「にの…ぎゅってして…」


和「いいですよ」


にのの肩に顔を埋め、しがみつく。


潤…ずっと待っててくれてるんだよね…。
ずっとずっと支えてくれた…。


潤だけじゃない。太陽も…にのも智くんも相葉くんも綾香さんも…家族皆…。
でも何より…潤が居ないと…俺はずっとトラウマから逃れられなかった。
潤が支えてくれたからやっと笑えたんだ。


潤…今夜は…俺から踏み出すから。
待ってて。


今夜最後の壁を乗り越えよう。
俺は心に決めた。
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