第22章 friendship
潤『え…今度の日曜?』
「そう。仕事休みだよね」
潤『そう…だけど…』
「翔ちゃんに会いに行くから」
潤『行くからって…それもう確定?』
「そ。宜しくね」
潤『………分かった。伝えとく。でも翔にあまり無理させたくないから…』
「大丈夫。見せたい物があるだけだから」
潤『………見せたい物って?』
「まぁ、お楽しみ。じゃあね」
電話口で不信がる松潤におやすみと伝えて電話を切る。
「よし。これでセッティング完了!にの頼むね」
和「まったく…。出来ないからって丸投げしないでよね」
ブツブツ文句を言いながらにのはパソコンに向かってる。
「やれそう?」
和「何とかね…」
「にのが居て助かった。こんなの頼めるの翔ちゃんとにのしか居ないからさ…」
和「はぁ…1ヶ月ご飯奢りね」
「えー1週間じゃ駄目?」
和「1ヶ月!」
「分かったよぉ…」
和「んふふ。さとし喜びますよ。何処に連れてって貰おうかな…」
「え、りーだーも!?」
和「当たり前じゃないですか。俺ら夫婦ですよ。ニコイチなんだから」
「はぁ…」
嬉しそうに微笑みながらにのはパソコン作業を続ける。
和「けど…相葉さんこんな事よく思い付きましたね」
「うん…単純な事しか出来ないからこれしか思い浮かばなくて」
和「良いんじゃないですか。きっと響きますよ」
「そうかな…」
和「うん」
「ありがとねにの」
俺はにのの肩に手を置いた。
和「頑張りましょ。翔さんの笑顔…取り戻せる様に」
「うん」
俺達は深夜遅くまでパソコンに向かった。