第20章 Scream
「あっっ、あんっっ…駄目っっ…またイっちゃう…!」
佐伯「はぁっ…俺もだよ翔っっ…また中にっっ…」
「ひっっ、あ、イくっっ、あぁんっっ!!」
佐伯「くぅっ…!」
俺の中で…佐伯さんが吐精する。
俺もほぼ同時に腹に白濁を吐き出した。
佐伯「はぁっ…翔…まだ勃ってるよ…」
「はぁっ…ふぅっ…」
身体を震わせながらぼんやりと下腹部を見ると、白濁にまみれた俺の塊が…まだ上を見上げた状態でそこにあった。
佐伯「この薬…凄いな…たまらないよ翔…」
「ん…はぁっ…あっっ…」
腰が揺れる。
足りない…。
もっと…もっと快楽が欲しい。
佐伯「ほら見て翔…もう俺の精液入りきってないよ…」
身体を起こされ、足を広げた状態で目の前の姿見に身体を向けられる。
「あ…」
そこに映ってるのは…俺じゃない。
俺に似た別人が…高揚した顔で…涎を垂らしながら…こちらを見つめてる。
蕾からは…何回分か分からない彼の白濁が溢れているにも関わらず…まだ赤く熟れ…ヒクヒクしているのが分かる。
佐伯「まだ…欲しいの?」
「ん…」
コクリと頷く。
佐伯「じゃあ…しっかり見てるんだよ。俺達が繋がってるとこ…」
「あ、あぁ…!」
ゆっくりと腰を落とされ、佐伯さんの塊が…俺の中に埋め込まれていく。
見ただけで…もう一気に上り詰めた。
佐伯「翔…もう出ちゃったの?」
「はぁっ…ん…」
佐伯「最高だな翔は…愛してるよ…」
「あっっ…ん…はぁんっっ…やっっ、あんっっ」
そのまままた突き上げられ、俺の口からは歓喜の声が漏れる。
鏡の中には…足を広げられ…赤く熟れた俺の蕾に…佐伯さんの塊が何度も出入りしてる。
じゅぷじゅぷといやらしい音を立て、蜜を溢れさせながら…。
頭にかかった靄が…俺を快楽から離さない。
きっと現実に戻ったら俺は…死にたくなる。
でも…今は何も考えられない。
目の前にある快楽を貪る事しか出来ない。
佐伯「あぁっっ…翔…翔っっ…」
「あっっ、あんっっ…やんっっ…」
いつまでも寝室に俺の喘ぎ声が響いていた。