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君と僕の見ている風景【気象系BL小説】

第16章 1st Anniversary


ー智sideー


翔「えっとこれが昼寝用のタオル。夜寝る時はこっち使って?これは寝る時用のライオンさん。これが無いと寝れないから。でも昼間は渡さないでね。ずっと寝ちゃって夜寝なくなっちゃうから。昼間はこっちのキリンさんで…」


太陽くん用のスーツケースから大量の荷物を取り出してひとつひとつ説明を始める翔くん。


何?太陽くん…預かるの1ヶ月だっけ?


隣を見るとかずが笑いをこらえながら必死に説明を聞いている。


潤「はぁ…もう…」


翔「で、これがりんごジュース。これは昼間に飲ませてね。夜飲ませるとすぐおしっこしちゃうから。後は…」


潤「翔もういいって。明日には帰って来るんだぞ?」


翔「いやだって…こういうのはちゃんとしとかないと…」


和「ふふっ…もう…大丈夫ですって。何とかやりますから翔さん」


翔「うん…分かってるけど…」


「大丈夫だっておいらも居るし」


潤「そこは不安要素じゃね?」


「は?」


和「まぁまぁ。私が居ますからね。期間限定のパパママ頑張りますよ」


潤「宜しくな。太陽人見知りしないから大丈夫だと思うんだ」


翔「あのさ、もし何かあったら病院ここの小児科だから。これ番号」


和「もー翔さん!そんなに心配してたらせっかくの記念の旅行が台無しになって潤くんに怒られますよ」


翔「う…」


「そうだぞ翔くん。おいら達が責任持って面倒見るから」


和「そうですよ」


翔「うん…ごめんね。太陽を宜しくお願いします」


智&和「はい」


潤「宜しくお願いします。じゃあ行こうか」


翔「うん」


翔くんが太陽くんをかずに抱かせておいら達は玄関に向かった。


翔「じゃあ行ってくるね」


潤「明日の20時位にはこっち着くと思うから」


智「おう。楽しんでな」


和「行ってらっしゃい。太陽くん。パパとママに行ってらっしゃいって」


かずが笑顔で太陽くんの手を動かす。


翔「太陽良い子にしててね」


潤「直ぐに帰ってくるからな」


名残惜しそうに、2人は家を出て行った。


和「さて…どうなりますか」


「だなぁ…でもま、大丈夫そう」


和「そうだね」


太陽「………うわぁぁぁん!!ふぎゃぁぁ!!」


智&和「えぇっっ!?」


期間限定のパパママは…前途多難の様だ。
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